というわけで、受信部はAGC周りの解決が必要なのですが、いい手を思いつかないので、いったんこれで保留にしておきます。
んでもって、送信部(変調部)を組んでみました。
マイクアンプはNJM2783Vです。
データシートの応用回路をほぼそのまんま組みました。ケミコンだらけです。
確かにリミットがかかる感じがあります。入力が100mVとか、大きい場合は出力がクリップしてしまいます。コンデンサマイクユニットなら10mV程度ですので、ちょうどよいかと思います。
変調部はNJM2594Vとし、無調整の回路にしました。
DSB波形がキタナイのが気になりますね、1KHz正弦波を入れたところなんですが。なんか、測定時にハムノイズを拾っちゃっているようです。
とりあえず適当に組んだクリスタルフィルタを通して、SSBになることを確認しました。音を聞く限りではいい感じですが、我が家ではキャリヤサプレッションなどが測定できません。スペアナ欲しいなあ…。
これに2SK302で1段増幅して0.5mWというところです。2SK302は2SK241の表面実装版なので、そのまま置き換えができます(そのせいか、秋月では購入制限が掛かっているようです)。チップは小さいですが、3SK294よりは大きいです。
MIX段はNE612(SA612)にするとして、先にファイナルをどうするか決めたいなと思ったので、秋月で取り扱いが始まった2SK3074を試食しました。
データシートでは14.9dB(@520MHz)、20mW入力で630mW出るとのことですので、ちょうどいい感じになるかと。
回路図はぐぐる先生に聞いて、テキトーにアレンジしてみました(なのでまだ載せません)。
ガラエポの生基板に、表面をPカッターでミゾを掘って、1cm四方のマス目を作りました。この方法はお手軽なのですが、きちんとミゾを掘らないと、隣とショートしているとか、そういう不具合が起きやすいです(笑)。
ID=50mA前後に設定し、20mW入力でおおよそ500mW@50MHzが出ました。コイルを見直したりしてマッチングを取れば、もうちょっと出そうですね。まあパワー計がFCZのQRPパワー計なので、読みはおおよその値になってしまっていますが。
だんだん見えてきたところで、次はひとまとめにしてみたいと思います。あとはコントローラ部分のソフトウェアですね。
手彫り基板
手彫り基板
デザインナイフでガイドを彫り、あとは彫刻刀の三角刀でほるといいとどこかのサイトで見たような気がします。