超再生検波

みなさんこん〇〇わ。猫崎なお 改め おかざきなおひろです。
これからは本名で勝負です(何をだ)。

早速ですが。

やるやる詐欺して申し訳ございませんでした。

PokeTra01、配布のめどが立ちませんでした。決定的に混信に弱いことが判明してしまいました。バンド内に強い局が出てくると、それを拾ってしまいます。とうぜん、こんなもの、使い物になりません。ポケトラとはいえ。

ん?ポケトラとな?

そういえば、私は「FCZポケトラ」を触ったことがありません。比較対象として、手に入れておきたいなあと思いましたが、もはやそれは叶いません。ないのなら、自作しましょう。というわけで、FCZポケトラ風・超再生検波受信機を組んでみました。

(以前ハムフェアで購入した、超再生のトランシーバ基板、鬱がひどかった時に捨てちゃったんだよなあ…orz)

とりあえず、回路図(受信部だけ)です。

超再生検波はアマチュア無線的にも既にロストテクノロジーですが、なんかこう、「ポケトラ」でググると必ず出てくるじゃないですか、FCZポケトラって。それがどんなもんなのか、知りたいなあと思ったのです。

なんか悔しいじゃないですか、OMが「昔はよかった」的に得意げに語っていて、しかも現在では再現できないなんて(笑)。

原典の回路図は「QRP入門ハンドブック」(CQ出版)を参考にしました。

・使用した石

2SK241はすでに入手困難で、手持ちもわずかです。
2SK192はまだ入手可能ですが、秋月(秋葉原店)の店頭には置いてないようです(たぶん店員さんに言えば出してもらえると思うけど)。
というわけで、別の石として、BF256を使用しました。

・高周波増幅のテスト

まず、ただの高周波増幅段だけを作成し、ゲインがどのくらいあるのか測ってみましたが、+13~14dBのようです。2SK241(は、+17dBくらいあるようです)より落ちますが、まあ使用できないわけではありません。

もちろん、ただの置き換えでは無理で、ソースに抵抗(100Ωくらい)を入れてちょうどよいようです。
同じ回路で、J211も試してみましたが、こちらは発振しやすいようで、若干使いにくいようです。

・検波段のテスト

次に検波部だけを組んでみました。先ほどの高周波増幅段のテストで、ほぼ2SK192と同じように使えるだろう、と思い、BF256に置き換えたものを作成しました。

なかなかクエンチング発振してくれなかったのですが、いろいろ試してみて、次のことがわかりました。

・FCZコイルと組み合わせる同調コンデンサは、デフォルトの15pでは同調できなかったので、10pに変更しました。同調はものすごくシビアですが、ピッタリ合わなくても受信できるので問題ありません。

・クエンチング発振周波数は、C16,R9で決まります。Cを小さくする、Rを小さくするとクエンチング発振の周波数が高くなります。

これは回路図の定数で作成したもので、120kHzくらいで発振しています。Cを0.01uF、Rを15kΩにすると、20kHzくらいで発振するようになります。

・レフレックス

原典では、検波した低周波を高周波段へ戻し、トランスST-30を使用して低周波を取り出すレフレックス方式になっています。実際に組んでみると感度(音量)は上がりますが、クエンチング発振は弱くなるようです。

クリスタルイヤホン(セラミックイヤホン)で試聴してみましたが、あの独特の「コーン…」という響きがあり、聴きにくく感じました。レフレックス方式をやめ、手持ちの低周波アンプ(以前のアンプIC試聴本で作ったもの)を接続し、なんとか聴けるような音になりました。

・感想

実際に組んで、ほかのリグから送信した音を聞いてみましたが、意外と音質は良いです。音質と感度はクエンチング周波数の高低でトレードオフのようです(このへん参照http://takinx.dcnblog.jp/radio_kit_/2019/03/post-5721.html)。クエンチング周波数が高いと音質はよくなるが、感度が下がる、という風に。

FCZコイルのコアを回して同調を取るのは大変に難しいですが、クエンチング発振していれば、100~300KHzくらい離れていても復調できます。なるほど、分離は確かに悪い(笑)。

さて、受信部はできました。送信部は以前に私も作ったことのある、10mWの送信機と同じ、トランスレスの終段コレクタ変調ですので、あえて作ってみる必要もないでしょう。

どうしようかなあ、これ、基板作ってみようかなあ…

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